そういえば、ニュースで見て気になったこと。
マンションの渡り廊下に亀裂が入った!
って、さもマンションに欠陥があったように報道されているけど、多分あれは計画されていること。
エキスパンションジョイントっていって、構造的に不整型な建物の時に、建物と建物の構造体を切り離しておくんです。
形として長方形とか正方形なんかは建物として強いけど、そうじゃない時は独立させるために縁を切ったほうがよくて。
構造を習いたての1年生の時、学校の渡り廊下にもちょうどエキスパンションジョイントの部分があったからものすごく印象的で。
私も今現在マンションの設計施工が専門じゃないから絶対とは言えないけど。
でも施工ミスとかだったら、あんなにきれいに同じ位置に亀裂は入らないんです、絶対。
一ヶ所だけグシャっとつぶれる感じかな。
もっと「この部分が悪いんだなー」っていうのがあからさまに出ます。
だからこんな感じで一直線に壊れているのは
造った側からしたら思った通りの場所で壊れてくれたなー、と思っていると思います。
でもサーパスだから穴吹工務店・・・潰れた気がするけど直すのとか大丈夫?
と思ったら、今はライオンズマンションを抱える大京の完全子会社になったんですね。
知らなかった!
この部分ががっつりくっついていた方が被害は大きくなったはず。
建物の形が違えば揺れ方が違うから無理が出てきて、渡り廊下じゃなくて住居部分に被害があったかもしれないし。
まぁ、腰壁とかの壊れっぷりはけっこうですけど。
それは別問題かな。
地震が起きた時に全く壊れない構造というのは恐ろしくお金がかかるので、耐震補強とかをしてある建物っていうのは、あくまで
倒壊までの時間を稼いで逃げる時間を作る
っていうのが目的なんですね。
耐震補強をしていないと一瞬で壊れてしまう建物が、耐える時間を確保することで人命が守られる。
そういう基準なんです。
だから補強したら絶対に倒れない!っていうのは違うんですね~。
昔授業で習ったうろ覚えのことでした(^_^;)
構造は専門外なのですが、教科書通りの壊れ方のように思います。
とはいえ、実際、地震の最中にこの渡り廊下を渡っていたら恐怖ですよね。
その可能性がないとは言い切れない。。。
その瞬間、自分がどこにいて、自分の命を守れるか。
色々考えさせられます。
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コメント
こんばんは。
私もこのニュース、ちゃんと壊れてくれたなーと思って見ていました。
と思ったら欠陥!!という内容でびっくりでした 笑。
ちょっと躯体まで当たっちゃった感じもあるので、クリアランスが狭かったのか?という気もしましたが、教科書通りの壊れ方で問題ないのかなと思いました。
とか言いながら、自分の家だったら綺麗に直せ!とか言ってしまいそうです、、、。
理論と感情は別物なのでしょうね 笑。
早く地震が落ち着いてほしいです。
できれば、他の地域にも一生こないでほしいです 泣。
ですよね!
たぶん建築関係の人は感心して見てたと思います^^
半信半疑でやってたエキスパンションの壊れ方を見せてくれたので。
確かに、自分のマンションだったら知らない顔して直せ!って言うと思います(笑)
地震怖いですね。。。
日本に住んでいる限りはどこでも可能性はあるし、もう自分と家族の身の安全を第一に、生き残らなければ始まらないなぁと思いました。