私が建築学科の学生だった頃、世界の巨匠のことを調べるブームがありました。
自分の周辺だけですが。
各巨匠、それぞれ色々な名言があったのですが、今でも一番印象に残っている言葉があります。
less is more
建築をやっていなくても知っている方は多いと思います。
日本語訳では
より少ないことは、より豊かなことである
っていう雰囲気ですね。
これは20世紀を代表する建築家 ミース・ファン・デル・ローエが提唱していたものです。
この言葉を知った当時の私は建築を始めたばかりの学生で、単純に課題の住宅のデザインのことなんかを思い浮かべていました。
今になって改めて、建築のことだけでなくすごく広い意味で使われる言葉なんだな、と。
流行のミニマリストにも通じますね。
私の中の印象はちょっと違うんですけど。
自分で設計した今回の家ではこの言葉を意識して極力シンプルに、無駄な装飾は排除して作ったのですが、いかんせん「暮らし」に係わる部分ではまだまだ不要なものも多いな~、と。
なので、全体としては自分が理想としていたless is moreな状態になっていないんですよね。
それがなかなかウェブ内覧会をできない理由です。
と、今日自己分析しました(笑)
なんとか自分にとってのless is moreのラインを見極めていきたいと思います。